2025年3月28日の地震について

このたびは、ミャンマーで発生した地震に際しまして、
皆様よりご心配と温かいお見舞いのお言葉を頂戴し、心より御礼申し上げます。

村田代表も、地震発生時にはミャンマーに滞在しておりました。
幸いにも、弊社および弊社が運営する日本語学校においては大きな被害はなく、現在も通常通りの運営を続けております。

一方で、一部の学生については、実家の倒壊やご家族の負傷など、心配な状況が続いております。
中には、お母様が骨折により入院されたご家庭もございます。

地震の震源地はヤンゴンから約650km離れており、市内では長時間にわたる揺れが感じられたものの、甚大な被害や混乱は発生しておりません。
市内の一部では停電が続いておりますが、弊社の校舎では自家発電により、
翌日より通常通り授業を再開しております。

一方、首都ネピドーおよび周辺地域では、建物の損壊や停電、食料不足、避難先の不足といった深刻な被害が報道されております。
技能実習制度および特定技能制度を管轄する労働省の庁舎も損壊し、労働大臣の負傷や次官の死亡といった情報もより入り、
早速ネピドーへお見舞いに伺いました。

通信環境についても、一時的に携帯電話およびインターネットの接続が困難となりましたが、弊社の日本語学校では発災2日後にインターネットが復旧し、滞在先ホテルでも数日以内に回復いたしました。

なお、裕福な家庭の方々は他地域への避難を進めており、ヤンゴン市内のホテルは現在、避難者で満室となっております。
また、ヤンゴン発の国際線はすべて満席となっており、通常価格の数倍となる高額の航空券もなかなか確保できない状況が続いております。

ミャンマーではもともと日常的に停電が発生していることもあり、
ヤンゴン市内の人々は比較的冷静に対応しており、大きな混乱は見られておりません。

現地では仏教的価値観に基づく助け合いの精神から、各地で自発的な募金活動が行われており、弊社でも教職員および学生と共に募金活動を行うとともに、週末には生徒たちと食料や衣類などの支援物資を携え、被災地に赴き支援活動を行っております。

また、現在のミャンマー国内では、徴兵制度導入に対する不安も広がっており、将来への不透明感から、多くの若者たちが日本をはじめとする海外での就学・就労に対して、これまでになく強い関心と希望を抱いております。
中には、「被災した家族のために働き、稼いだお金で家を建ててあげたい」と語る学生もおります。

弊社といたしましては、こうした若者たちが日本で安心して学び、働き、生活を築いていけるよう、引き続き最大限の支援を行ってまいる所存です。

今後とも、ミャンマーの若者たちへのご理解とご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

弊社のミャンマー地震への募金活動や現地での支援活動はこちらをご覧ください。

救援活動