ミャンマーの情報を不定期に更新しながら掲載しています。(更新日:2023年8月)
この情報はヤンゴンを中心に掲載しています。
ミャンマーの首都はネピドーです。2006年に首都をヤンゴンからネピドーに移動しました。(ヤンゴンから約320km)
ネピドーは国会議事堂や片側10車線の道路、金色の巨大パコダなどヤンゴンからの首都移動に伴って作られた人口都市です。
政治や行政機関の中心はネピドーですが、最大の経済都市はヤンゴンです。
日本を始めとする各国の大使館や商業施設、多くの工業団地やインターナショナルスクールなどはヤンゴン及びヤンゴン周辺に多数あります。
活況なショッピングセンター
2021年2月1日に軍事クーデターが起こり、現在も軍事政権が続いています。 地方では民族武装勢力との断続的な衝突はありますが、ヤンゴンの治安は落ち着いています。 今年(2023年)6月と昨年(2022年)10月にヤンゴンを訪問、ヤンゴン市内を視察しましたが、軍隊や道路封鎖などは見受けられません。 ヤンゴン市内は活気が戻ってきているように感じられます。 朝夕の通勤ラッシュ、道路の大渋滞、ショッピングセンターやレストランなどの活況など日常生活は平常に戻ってきました。 但し、夜間外出禁止令(午前0時から午前4時)は継続されています。 2022年4月17日より商業便の再開により1年経過し国際線の増便など、日本や近隣諸国からの出張者が増加傾向。 |
新型コロナウイルス 一時は商業施設の閉鎖や学校の休校などの措置が講じられたが、解禁となった。 7月は新規感染者数は減り感染状況も落ち着いている。 5月29日以降、新規感染者数の数が100人を下回っている日が続いている。 市内ではマスク着用者も少ないです。 2022年12月1日から入国においてもミャンマー入国時に空港で実施されていた抗原検査(RTD)も不要になりました。 7月1日、ミャンマー保健省の通達により、ミャンマー入国時に求められていたワクチン接種証明書及び新型コロナウィルス陰性証明書の提示が不要となりました。 |
スーチー元国家顧問関連 7 月9日、タイのドーン外相兼副首相が訪緬し、収監中のスーチー氏と面会。ドーン外相によると、スーチー氏は対話による事態打開を望んでおり、前提条件のない包括的な対話を支持する姿勢を示した。2021年2月にスーチー氏が拘束されて以降、同氏が外国要人と接触するのは初めて。 アウンサンスーチー氏、軍事クーデター後に収監の刑務所から住宅での軟禁に移行2023/7/28 BBC NEWSより |
国際社会の動き 7月17日、軍政指名のタン・スエ外相が、バンコクで開催されたベンガル湾多分野技術経済協力イニシアチブ(BIMSTEC)の外相会議に出席。BIMSTECには、ミャンマーの他、タイ、インド、バングラディシュ、ブータン、ネパール、スリランカが加盟している。 |
経済 7月15日のミャンマー国営紙によるとエヤワディ農民開発銀行が電気自動車(EV)ローン商品の販売を始める。また、国軍統制下の道路交通管理局の発表によると6月末時点まで電気バイク等を含み3,206台の各種電気自動車を輸入しており、うち467台が乗用車だった。 7月19日、アジア開発銀行(ADB)が発表したアジア経済見通し2023年版でミャンマーの2023年の経済成長率を2.8%と予測し、2024年の成長率を3.2%と予測した。 |
ミャンマー入国者数推移 ミャンマー観光省発表統計によるミャンマーへの入国者数の推移 |
Jetro ビジネス短信 2023年7月18日
日本語能力試験応募者が10万人超え、日本での就労に高い関心
国際交流基金ヤンゴン日本文化センターによると、7月2日に実施された日本語能力試験(JLPT)のミャンマーの応募者数が10万人を超えた。過去に1カ国で10万人超の応募者がいたのは中国以外になく、ミャンマーは史上2番目に10万人を超えた国となった。